2023年夏の甲子園。決勝戦の対戦校は?

8/23(水)に第105回全国高校野球選手権の優勝校が決定します。
今年の決勝戦は、宮城県代表の仙台育英学園高等学校と神奈川県代表の慶応義塾高等学校となりました。
毎日、高校球児の熱い戦いが繰り広げられていましたが、ついに全校の頂点が決まります。
決勝戦の2校による甲子園の戦いを振り返っていきたいと思います。

仙台育英(宮城)

1回戦 浦和学園(埼玉)9-19
両校ともヒットを量産する打撃戦となりましたがタイムリーヒット、ホームランによりチャンスを得点につなげた仙台育英に軍配が上がりました。

2回戦 聖光学院(福島)2-8
東北対決となった第2回戦。昨年の準決勝で対戦した相手との対戦でした。
仙台育英が1回に先制をしますが、1点取れば1点が返される接戦が続きます。
7回、8回のタイムリーヒットで点差を広げ、9回をきっちり守り切り勝利となりました。

3回戦 履正社(大阪)4-3
強豪校対決となった第3回戦は、ネットでは事実上の決勝戦といわれるほどの好カードでした。
試合は、1回に3つのエラーがでる慌ただしい展開になりましたが、粘り強くその回の失点を1点に抑えました。攻撃面では落ち着いたプレーで、1点差で勝ち切りました。

4回戦 花巻東(岩手)4-9
今大会3度目となる東北対決。序盤は両校の力が拮抗し0-0のまま試合は進みます。試合が動いたのは3回で、仙台育英がタイムリーヒットにより4得点。続く4回でも4点を奪い、7回にはソロホームランで点差を広げていきます。
最終回には、花巻東の猛打により4点を返されますが、最後は逃げ切り勝利を収めました。

準決勝 神村学園(鹿児島)2-6
着実にヒットを重ね、失点を抑える落ち着いた守備で勝利しています。
試合中、強打をキャッチした神村学園の選手に仙台育英の選手がコールドスプレーをかけてあげる姿が反響を呼びました。
審判の判定にネット上では物議をかもす展開もありましたが、選手同士のスポーツマンシップに注目していただきたい内容でした。

慶応(神奈川)

2回戦 北陸(福井)4-9
初回から5回までコンスタントに得点をあげ続け、9点リードのまま最終回を迎えます。
最終回では、ヒット、ホームランが続き4失点となりますが、最後はリードを守りきり勝利しました。

3回戦 広陵(広島)3-6
前半に慶応が先制し3点のリードとなり、後半に広陵が追い上げて延長10回を迎える試合となりました。最終回は広陵も手堅く点を狙いに行きましたが、終始攻めの姿勢で打撃を続けた慶応が3点の追加点をあげ勝利をおさめました。

4回戦 沖縄尚学(沖縄)2-7
4回のホームランで2点を先制されるも動じず、6回にタイムリーヒット等により一挙に6点を奪い逆転。そのまま逃げ切る形で勝利しました。
今大会では、慶応高校の「エンジョイベースボール」のモットーが注目されています。野球を楽しむ慶応高校のスタンスが、辛い展開を覆すメンタル面の強さとして表れていた試合でした。

準決勝 土浦日大(茨城)0-2
土浦日大に得点を許さず、完封勝利した試合。攻撃面でも2回、6回と着実に得点をあげ、投打で高い精度の試合運びでした。慶応高校は103年ぶりの決勝新進出となります。

仙台育英は史上7校目の2連覇、慶応は107年ぶりの優勝を目指し激突します。
実はこの両校は、今春のセンバツでも対戦しており、その時の結果は延長10回タイブレークの末に仙台育英の勝利となっています。
春のリベンジに向けて慶応高校の士気も高く、今年の決勝戦も白熱した展開になりそうです。

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